1. 春にダイビングを楽しむ魅力
春は気温が暖かくなり始め、ダイビングにも適した季節です。冬の寒さが和らぎ、海の透明度が高い状態が続くため、美しい水中景観を楽しむことができます。また、この時期にはさまざまな海洋生物が活発になり、春ならではの魅力を味わうことができます。
2. 日本国内の春におすすめのダイビングスポット
沖縄・慶良間諸島

- 透明度抜群の青い海:世界的にも透明度が高い海が広がっており、春にはさらにクリアな視界を楽しめます。
- ウミガメとの遭遇率が高い:この時期はウミガメの活動が活発になり、遭遇率が上がるため、初心者から上級者まで楽しめます。
- 水温が暖かい:春の沖縄は水温が22~24℃程度で、快適に潜ることができます。
伊豆半島・大瀬崎

- 春濁りが少ない時期を狙うと最高の透明度:3月~4月は海が落ち着くことが多く、透明度の高いダイビングを楽しめます。
- アオリイカの産卵シーズン:春はアオリイカが産卵のために浅場に集まり、その神秘的な光景を観察できます。
- 初心者向けのビーチエントリーも可能:伊豆半島の中でもエントリーがしやすく、初心者ダイバーに最適なスポットです。
高知県・柏島

- 日本屈指の生物多様性:柏島は国内でも珍しい魚やウミウシが多く生息するスポットで、春にはカラフルな魚たちが元気に泳ぐ姿を観察できます。
- マクロ派ダイバーに人気:特にウミウシやエビ・カニ類の観察には絶好のシーズンです。
- 透明度が良くなる:冬の間に澄んだ水が春にも残り、美しい海中景観を楽しめます。
鹿児島県・奄美大島

- サンゴの産卵が見られるチャンス:春から初夏にかけて、奄美大島ではサンゴの産卵が見られ、幻想的な光景が広がります。
- クジラと出会える可能性:3月頃までザトウクジラのシーズンが続いており、運が良ければダイビング中に遭遇することも。
- 生物が豊富なサンゴ礁:カラフルな熱帯魚たちが元気に泳ぎ回り、フォトジェニックなダイビングが可能。
3. 春にダイビングを楽しむためのポイント
① ウェットスーツとドライスーツの選び方
春の水温は地域によって異なります。沖縄や南国エリアではウェットスーツ(5mm)が適していますが、本州のスポットではまだ水温が低いため、ドライスーツの方が快適です。

② 海況のチェック
春は天候が変わりやすいため、出発前に波や風の情報を確認しましょう。特に春濁りの影響を受けやすいエリアでは、透明度が下がることもあるので、現地の情報をチェックすることが大切です。
③ 春ならではの生物を楽しむ
春はアオリイカの産卵やウミウシの活発な時期など、季節限定の生物観察が楽しめます。地域ごとの見どころを事前に調べておくと、より充実したダイビングができます。
4. 春にダイビングをする際の注意点
① 体温調整をしっかりする
春の海は気温に比べて水温が低い場合が多く、寒さ対策が重要です。ドライスーツを着用する場合はインナーを工夫し、ウェットスーツの場合はフードベストを活用すると快適に潜れます。
② 予約は早めに
春はダイビングのハイシーズンが始まる時期でもあるため、人気のスポットはすぐに予約が埋まってしまうことも。特に宿泊を伴うダイビングツアーは早めに計画するのがベストです。
③ 潜水後の体調管理
春は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。ダイビング後はしっかり水分補給をし、身体を冷やさないように注意しましょう。
5. まとめ
春は透明度が高く、生物が活発になる絶好のダイビングシーズンです。沖縄・慶良間諸島や伊豆半島・大瀬崎、高知・柏島、奄美大島など、日本各地で春ならではの海を楽しむことができます。適切な装備と事前準備を行い、春のダイビングを満喫しましょう!